腰椎すべり症

腰椎すべり症とは

腰椎すべり症とは、腰の背骨（腰椎）が本来の位置から前方や後方にずれてしまう状態を指します。このずれによって、腰の神経が圧迫され、腰痛やお尻、太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれなどが現れます。

特に立ち上がりや歩行時に症状が強くなることが多く、進行すると歩く距離が短くなったり、休憩しないと歩き続けられなくなる場合もあります。

腰椎すべり症には、加齢による変性が原因となる「変性すべり症」と、成長期のスポーツなどによる疲労骨折が関係する「分離すべり症」の2つのタイプがあります。いずれの場合も、背骨の安定性が低下し、神経への圧迫が強くなると症状が悪化します。

腰痛全体の有訴率は約8.5％とされており、その中でも腰椎すべり症は高齢者を中心に多く見られます。大規模調査では、腰痛の原因疾患として腰椎すべり症は主要な割合を占めており、特に女性や高齢者で発症率が高い傾向があります。

腰椎すべり症を放置すると、症状が徐々に進行し、さまざまな問題が生じます。初期段階では腰痛や腰のだるさ、軽い下肢のしびれがみられますが、次第に痛みやしびれが強まり、腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて症状が広がることがあります。

進行すると、歩行中に痛みやしびれが強くなり、休憩しないと歩き続けられない「間欠性跛行」が現れ、歩行距離が大きく制限されます。さらに悪化すると、下半身の筋力低下や感覚障害、足のつまずきやすさが目立つようになり、日常生活に大きな支障をきたします。

重症化した場合は、安静時でも痛みやしびれが続くようになり、最悪の場合、排尿や排便のコントロールが難しくなるなどの重篤な神経障害（膀胱直腸障害）が現れることもあります。このような状態になると、日常生活が著しく制限され、介護が必要になるケースもあります。

腰椎すべり症の原因

開院以来、当院には腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、腰椎すべり症の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

腰椎すべり症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎すべり症はこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

その中でも最大の原因は、加齢に伴い椎間板や靭帯、関節など腰椎を支える組織が劣化し、背骨の安定性が失われることで腰椎が正常な位置からずれてしまうことですが成長期にスポーツなどで腰に繰り返し強い負担がかかることによって起こる腰椎分離症を発症する若い世代の方もいます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。すべり症は当院にご相談ください。

病院とはここが違います

腰椎すべり症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めや血流改善薬を使い、痛みや炎症を抑えたり温熱療法や電気治療で筋肉の緊張をほぐす。

リハビリ・理学療法

専門家の指導のもとで筋力強化や姿勢改善のトレーニングを行う。自己流で行うと症状が悪化する場合がある。

手術療法

感染症や神経損傷、再発のリスクがあり、入院やリハビリが必要になる。必ずしも全員に効果があるわけではない。

腰椎すべり症を改善するために

まずはあなたのすべり症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

当院では、専用機器を使い、痛みの原因となっている神経圧迫の箇所の特定に加え、レントゲン画像に線引きを行うことで科学的に分析し、術者の主観にとらわれない明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腰椎すべり症と大きく関わっている原因を詳細に分析します。脊柱全体のカーブの形状、椎間板の状態、可動域検査などチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

腰椎すべり症のQ＆A

腰椎すべり症は自然に治りますか？

自然に完全に治ることは少なく、多くの場合は症状の進行を防ぐために治療やリハビリが必要です。

腰椎すべり症の人がやってはいけないことは？

重い物を持ち上げたり、無理な姿勢を続けること、自己流の運動は避けましょう。

どんな運動やストレッチが効果的ですか？

腰に負担をかけない範囲で、専門家の指導のもと筋力強化やストレッチを行うのが安全です。

痛み止めや湿布で改善しますか？

一時的に症状が和らぐことはありますが、根本的な改善にはつながりません。

手術以外で治す方法はありますか？

保存療法やリハビリ、整体、カイロプラクティックで症状が軽減する場合も多いので一度、ご相談ください。

進行するとどうなりますか？

進行すると歩行困難や排尿・排便障害など重篤な神経障害を引き起こすことがあります。

腰椎すべり症が改善せず悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックと腰椎すべり症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

すべり症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。我慢して放っとけば慢性化して治りにくくなるのでその前に、ご連絡ください。

左足の痺れと激痛で伺いました