
院長:鳥井お気軽にご相談ください!
毎日の食事が体調に影響しているかもしれないと感じたことはありませんか。実は自律神経失調症の症状は、何を食べるかによって良くも悪くもなることがあります。頭痛やめまい、だるさといった症状に悩まされている方にとって、食事の見直しは薬に頼るだけではない大切なアプローチのひとつです。


病院で検査をしても異常が見つからず、薬を飲んでも根本的な改善が感じられないという声を本当によく耳にします。そんなとき、日々の食生活を少し変えるだけで体調が楽になることも少なくありません。


食事と自律神経の乱れの関係は想像以上に深いものがあります
自律神経は私たちの意識とは関係なく、内臓の働きや血流、体温調節などをコントロールしている大切な神経系です。交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、全身にさまざまな不調が現れるのが自律神経失調症の特徴といえます。この自律神経のバランスは、実は食べ物によって大きく影響を受けている場合も多いです。
特に血糖値の急激な変動は自律神経を乱す大きな要因になります。甘いものを食べると血糖値が急上昇し、その後急降下することで交感神経が過剰に働いてしまいます。また消化に負担のかかる食品も内臓を疲れさせ、副交感神経の働きを妨げることになります。こうした食生活の積み重ねが、慢性的な自律神経の乱れを引き起こしているケースは決して少なくありません。
自律神経失調症の症状を持つ方が特に気をつけたい食品がいくつかあります。これらは体質や症状の程度によって個人差がありますが、多くの方に共通して影響を与えやすいものです。
白砂糖をたっぷり使ったお菓子や菓子パン、白米やうどんといった精製された炭水化物は、血糖値を急激に上昇させる特徴があります。血糖値が急に上がるとインスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急降下します。この乱高下が自律神経を刺激し、動悸やめまい、イライラといった症状を引き起こしやすくなります。
特に空腹時に甘いものを食べる習慣がある方は注意が必要です。朝食代わりに菓子パンだけを食べたり、疲れたときにチョコレートやジュースで糖分補給をする習慣は、一時的には楽になった気がしても長期的には症状を悪化させる原因になります。
コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、交感神経を刺激する作用があります。適量であれば問題ありませんが、自律神経が乱れている状態では少量でも過敏に反応してしまうことがあります。動悸や不安感、不眠といった症状が強く出ている方は、カフェイン摂取を控えめにすることをおすすめします。
特に夕方以降のカフェイン摂取は睡眠の質を下げ、さらに自律神経の乱れを招く悪循環につながります。どうしても温かい飲み物が欲しいときは、カフェインレスのハーブティーや麦茶を選ぶといいと思います。
お酒は一時的にリラックス効果をもたらしますが、実は自律神経にとっては負担の大きい飲み物です。アルコールを分解する過程で肝臓に大きな負荷がかかり、交感神経が優位になってしまいます。また利尿作用によって脱水状態になりやすく、これも自律神経の乱れにつながります。
寝つきをよくするために寝酒をする方もいますが、アルコールは睡眠の質を著しく低下させます。眠りが浅くなり、途中で目が覚めやすくなるため、結果的に自律神経失調症の症状を悪化させることになります。
マーガリンやショートニングを使った菓子類、揚げ物の油などに含まれるトランス脂肪酸は、体内で炎症を引き起こしやすい脂質です。この炎症反応が自律神経の働きを乱し、疲労感や頭痛などの症状を引き起こす可能性があります。
コンビニのお弁当や惣菜、スナック菓子などを頻繁に食べている方は、できるだけ控えめにすることをおすすめします。外食が多い場合でも、揚げ物より焼き物や煮物を選ぶなど、少しの工夫で摂取量を減らすことができます。
唐辛子やわさび、カレーなどの刺激が強い食品は、消化器系に負担をかけやすく、胃腸の不調を抱えている方には特に注意が必要です。辛い物が大好きという方は意外に多いです。また人工甘味料や保存料といった食品添加物も、体質によっては自律神経に影響を与えることがあります。
避けたい食べ物を知ることも大切ですが、何を食べたらよいのかを知ることはもっと大切です。自律神経を整えるためには、栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂ることが基本になります。
肉や魚、卵、大豆製品などに含まれるタンパク質は、神経伝達物質の材料になる重要な栄養素です。特にトリプトファンというアミノ酸は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの原料となり、自律神経を安定させる働きがあります。毎食手のひら一枚分程度のタンパク質を意識して摂るようにしましょう。
ビタミンB群は神経の働きを正常に保つために欠かせない栄養素です。特にビタミンB1、B6、B12は自律神経の調整に深く関わっています。また鉄分が不足すると疲労感やめまいが起こりやすくなるため、レバーや赤身肉、ほうれん草などから積極的に摂取することをおすすめします。
朝食を抜いたり、夜遅くに食事をしたりすると、体内時計が乱れて自律神経のバランスも崩れやすくなります。できるだけ毎日同じ時間帯に食事を摂り、特に朝食はしっかり食べることで交感神経のスイッチが入りやすくなります。
早食いは消化器系に負担をかけるだけでなく、血糖値の急上昇も招きます。一口30回を目安によく噛むことで、副交感神経が優位になりリラックス効果も得られます。食事の時間を大切にし、スマートフォンを見ながらの食事は避けるようにしましょう。
忙しい日常の中で毎食自炊するのは難しいという方も多いでしょう。コンビニや外食を利用する場合でも、選び方次第で体への負担を減らすことができます。
コンビニではおにぎりと一緒にサラダやゆで卵を選ぶ、お弁当を選ぶ際は揚げ物が少なく野菜が多いものを選ぶといった工夫ができます。外食では定食スタイルのお店を選び、主菜に魚や豆腐を使ったメニューを選ぶとバランスが取りやすくなります。丼ものや麺類だけで済ませるのではなく、小鉢や味噌汁をプラスすることも大切です。
食生活の見直しは自律神経失調症の改善に確かに役立ちますが、それだけで完全に症状がなくなるわけではありません。自律神経の乱れには食事以外にも、ストレス、睡眠不足、運動不足、姿勢の悪さ、神経機能の低下など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
当院では科学的な検査によって自律神経の乱れの根本原因を特定し、神経系に直接アプローチするカイロプラクティック施術を行っています。食事改善と合わせて神経機能を正常化することで、より早く確実に症状の改善を実感していただけます。薬に頼るだけでなく、体の仕組みから整えていくことで、再発しにくい健康な体を手に入れることができます。


自律神経失調症の症状は一人で抱え込まず、専門家に相談することも大切な選択肢です。食事の工夫と適切な施術を組み合わせることで、あなたの体は必ず変わっていきます。どんな小さなお悩みでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。

