
院長:鳥井お気軽にご相談ください!
最近、些細なことでイライラしたり、急に涙が出てきたり、自分の感情がコントロールできなくて戸惑っていませんか?家族に強く当たってしまった後で後悔したり、理由もなく不安な気持ちが押し寄せてきたり。もしかしたらそれは更年期障害の症状である情緒不安定かもしれません。


45歳から55歳ごろの女性の多くが経験する更年期では、ホルモンバランスの急激な変化によって心と身体にさまざまな不調が現れます。特に感情面の変化は周囲に理解されにくく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。


情緒不安定は決してあなたのせいではありません。身体の変化が引き起こしている症状ですから、適切な対処をすれば必ず改善できます
更年期に入ると卵巣の機能が低下し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減少していきます。この変化は直線的ではなく、短期間で増減を繰り返す「ゆらぎ」を伴うため、心身に強いストレスを与えます。エストロゲンは脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの分泌にも深く関わっており、エストロゲンが減少することで感情をコントロールする機能が乱れてしまいます。
さらにエストロゲンの減少は自律神経のバランスにも大きな影響を及ぼします。自律神経は心拍や体温調節、消化など私たちの意志とは関係なく働く神経系であり、交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで心身の安定が保たれています。しかし更年期ではこのバランスが崩れやすくなり、イライラや不安感、落ち込みといった情緒不安定な状態が現れやすくなるのです。
更年期による情緒不安定では次のような症状が見られます。些細なことでイライラしてしまい、家族や職場の人に強く当たってしまうことがあります。以前なら気にならなかったことが妙に気になったり、感情の波が激しくなったりします。
こうした症状は一日の中でも変動することが多く、朝は調子が良くても夕方になると急に気分が落ち込むといったパターンもよく見られます。また身体的な症状としてほてりや発汗、動悸、頭痛、肩こりなどを同時に感じる方も多いです。
更年期を迎える時期は、人生の大きな変化が重なりやすい時期でもあります。子どもの独立や進学、親の介護、夫婦関係の変化、職場での立場の変化など、心理的なストレスが増える環境にあることも少なくありません。こうしたライフイベントによるストレスが、ホルモンバランスの乱れに加わることで、情緒不安定の症状がさらに強く現れてしまうのです。
また真面目で責任感が強く、周囲に気を遣いやすい性格の方ほど症状が出やすい傾向があります。自分の不調を周囲に理解してもらえず、「年齢のせいだから仕方ない」と一人で我慢してしまうケースも多いです。
更年期の情緒不安定を改善するためには、まず自分の身体に起きている変化を正しく理解することが大切です。そして症状の原因となっている自律神経の乱れやホルモンバランスの変化に対して、多角的にアプローチしていく必要があります。
当院では更年期による情緒不安定の改善において、身体の機能をコントロールしている神経機能の検査を中心に多角的に原因を分析します。なぜなら原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては、一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。
交感神経、副交感神経のどちらに問題があるか専用機器を使い、自律神経のバランスの乱れの原因となっている神経圧迫の箇所を特定します。背骨のズレが存在すると神経が圧迫され、その周囲で炎症が起きて組織の代謝状態に変化が生じます。この検査により問題がありそうな箇所を正確に検出し、神経機能を回復させることで自律神経のバランスが整い、情緒不安定の症状も改善されていくのです。
自律神経を整えるためには、日常生活の中でできることもあります。規則正しい生活リズムを心がけ、十分な睡眠時間を確保することが基本です。睡眠不足は自律神経の乱れを助長し、情緒不安定の症状を悪化させてしまいます。
適度な運動も効果的です。ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で身体を動かすことで血流が改善され、自律神経のバランスも整いやすくなります。また栄養バランスの良い食事を心がけ、特に大豆製品に含まれるイソフラボンはエストロゲンに似た働きをするため積極的に摂取すると良いでしょう。


リラックスする時間を意識的に作ることも大切です。深呼吸やアロマテラピー、好きな音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を見つけて実践してみてください。
更年期の情緒不安定に対して、病院ではホルモン補充療法や漢方薬、抗うつ薬などが処方されることが一般的です。これらの治療法にはそれぞれ効果がある一方で、副作用のリスクや効果に個人差があるという課題もあります。
ホルモン補充療法では不足したエストロゲンを薬で補いますが、不正出血や乳房の張り、体重増加などの副作用が起こることがあります。また乳がんや血栓症のリスクがわずかに上がるため、慎重な判断が必要です。
漢方薬や抗うつ薬などの薬物療法は、効果の現れ方に個人差があり、長期間続けても十分な効果が得られない場合もあります。また抗うつ薬や抗不安薬には眠気やだるさ、依存性などの副作用が出ることもあるのです。
当院では薬に頼らず、神経機能を回復させることで自律神経のバランスを整えていきます。施術歴14年以上の院長が初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。
身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。
多くの場合、閉経から数年経つと症状は徐々に落ち着いていきますが、個人差があります。症状が重い場合や日常生活に支障が出ている場合は、適切な対処をすることで改善までの期間を短縮できます。
症状が軽い場合は無理のない範囲で続けることができますが、症状が重い場合は無理をせず休息をとることも大切です。自分の身体の声に耳を傾けて、頑張りすぎないようにしてください。
症状の程度や患っていた期間によって異なりますが、当院では症状緩和期間として6~8回の集中施術ケアをご提案しています。一人ひとり原因が違うように改善のパターンも違いますので、まずは検査を受けていただくことをお勧めします。
当院で施術を受けられた方からは、このような変化の声をいただいています。睡眠の質が向上し日中の疲れが軽減された、気分が安定し毎日を前向きに過ごせるようになった、仕事や家事がスムーズにこなせるようになった、朝から気分よく目覚められるようになったなど、多くの方が笑顔を取り戻されています。
更年期の情緒不安定は決してあなただけが経験している特別な症状ではありません。多くの女性が同じ悩みを抱えながら、適切な対処によって改善し、元気な毎日を取り戻しています。神経機能のバランスを整える当院のカイロプラクティックと更年期障害は非常に相性がよく、多くの方が笑顔になられています。
更年期障害は早めに対処すればするほど身体が楽になります。「年齢のせいだから仕方ない」と諦めたり、一人で我慢し続けたりする必要はありません。あなたの身体は取り替えることができません。もっと労わってあげてほしいですし、そのためのお手伝いが必要なら私にお任せください。いつでもお気軽にご相談くださいね。

