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低い枕と高い枕どっちが首こりに良いのか

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朝起きたときに首が痛くて動かせない、そんな経験はありませんか。多くの方が枕の高さが合っていないのではないかと考え、タオルで調整したり新しい枕を購入したりされています。私も開院以来、首こりでお困りの方から「どんな枕を選べばいいですか」というご相談を本当にたくさんいただいてきました。

確かに枕の高さは睡眠時の首への負担に関わる大切な要素です。ただ、長年の臨床経験から言えるのは、周りの友人や知り合いの方に評判のいい枕を紹介してもらったりCMなどでタレントさんが素晴らしい感想を述べている枕でも自分に合わなければ枕を何度変えても首こりが改善しないということです。

院長:鳥井

枕の高さだけを調整しても根本原因が解決されていなければ、首こりは繰り返します

目次

首こりと枕の関係を正しく理解する

デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い現代人にとって、首こりは国民病とも呼ばれるほど身近な症状になっています。睡眠中に使う枕が首に与える影響について、まずは基本的なことから整理していきましょう。

理想的な枕の高さとは

一般的に仰向けで寝たときに、首の角度が5度から15度程度になる高さが理想とされています。この角度は頸椎の自然なカーブを保ちながら、首周辺の筋肉への負担を最小限に抑えるために重要です。横向きで寝る場合は、頭から背骨までが一直線になる高さが望ましいとされています。

体格によって適切な高さは異なり、身長が高い方や肩幅が広い方は高めの枕が、小柄な方や華奢な体型の方は低めの枕が合いやすい傾向があります。実際、医療機関や枕メーカーでは身長別に3センチから6センチ程度の範囲で推奨する高さを示しています。

高すぎる枕が引き起こす問題

枕が高すぎると頭が前に出た状態で固定されてしまい、首の後ろ側の筋肉が常に引っ張られる形になります。この状態が一晩中続くことで筋肉の緊張が増し、朝起きたときに強い首こりや肩こりを感じることになるのです。さらに気道が圧迫されやすくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクも高まります。

長期間にわたって高すぎる枕を使い続けると、頸椎の自然なカーブが失われてストレートネックへと進行する可能性も指摘されています。ストレートネックは首こりだけでなく頭痛やめまい、手のしびれといった症状の原因にもなりうる状態です。

低すぎる枕のリスク

反対に枕が低すぎる場合も首への負担は大きくなります。頭が後ろに倒れた状態になるため、首の前側にある筋肉や喉周辺の組織に不自然な圧迫がかかってしまうのです。また頭の位置が心臓よりも低くなりすぎると、顔のむくみや頭部への血流増加による不快感を感じることもあります。

枕なしで寝る習慣がある方もいらっしゃいますが、多くの場合は首周辺の筋肉に過度な負担をかけることになり、長期的には首こりの悪化につながる可能性があります。

枕の高さを調整しても改善しない首こりの正体

ここまで枕の高さについてお話ししてきましたが、実は枕を何度変えても首こりが治らないという方が非常に多いのが現実です。当院にいらっしゃる患者さんの中にも、高級なオーダーメイド枕を作ったのに全く改善しなかったという方が少なくありません。

首こりの本当の原因

開院以来これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、首こりの原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪さ、ストレスによる自律神経の乱れ、血行不良、そして寝具の不適合などが挙げられます。

その中でも頸椎や脊柱のバランスの崩れが首こりの原因であることは非常に多いのです。バランスが崩れることで重心が体の中心からズレてしまうので首周辺の特定の部位に負担をかけ続けることになるばかりか、自然と体の使い方も偏ってしまいます。偏って使い過ぎてしまった筋肉や体重負荷のかかった頸椎関節がダメージを受け、頸椎関節の可動域減少が首こりとなって現れるのです。

構造的な問題を見逃していませんか

多くの方は首の筋肉が硬いことや血行が悪いことに注目しますが、その背景には骨格の構造的な問題が潜んでいることがあります。頸椎のバランスが崩れている状態では、どんなに理想的な高さの枕を使っても根本的な解決にはなりません。

例えば土台となる骨盤が傾いていると、その上にある脊椎がバランスを取ろうと2次的な歪みを作り出します。さらにその上の脊椎も歪みを作り出すという悪循環に陥るのです。この現象はカイロプラクティックでは補正作用と呼ばれています。こうした状態では、いくら枕で首の位置を調整しても、体全体のバランスが崩れているため首への負担は減らないのです。

神経機能から見た首こりへのアプローチ

首こりを本当の意味で改善するためには、まず背骨に正しい彎曲(カーブ)を正しい状態にしていくことが改善につながります。つらいからといって患部に電気をあてたりもみほぐすなど症状だけを追いかけたまま施術を進めてしまっては、一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

神経圧迫が引き起こす影響

背骨のズレが存在すると神経が圧迫され、その周囲で炎症が起き組織の代謝状態に変化が生じます。脳と身体は常に情報をやり取りしており、そのやり取りのネットワークの役割を担うのが神経です。神経は背骨の中を通っており頑丈な背骨に守られていますが、背骨の構造が正しくないと神経を圧迫し、脳と身体のネットワークがうまく行われなくなってしまいます。

この状況になると首こりだけでなく、頭痛やめまい、手足のしびれ、さらには自律神経失調症といった全身の不調へと発展する可能性があります。血流悪化により脳への酸素や栄養供給が低下し、思考力や判断力の低下、集中力や記憶力の低下が起こることもあるのです。

科学的検査で原因を特定する

当院では専用機器であるナーボスコープを使い、脊椎上の皮膚温度を測定することで神経の炎症の有無を確認します。さらにレントゲン画像に線引きを行うことで科学的に分析し、術者の主観にとらわれない明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

脊柱全体のカーブの形状、頸椎の状態、可動域検査などをチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。一人ひとりの原因が異なるからこそ改善のためには検査が何より重要になるのです。

枕選びの前にすべきこと

もちろん適切な枕を使うことは大切です。ただしその前に、自分の首や背骨の状態を正確に把握することをお勧めします。構造的な問題があるまま枕だけを変えても、また別の不調が出てくる可能性が高いからです。

根本原因へのアプローチ

頸椎や脊柱のバランスを整えることで神経機能が回復していくと、首こりだけでなく様々な身体の変化を感じていただける方が多いです。よく眠れるようになったという声や、長年の頭痛が改善したという報告もいただいています。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院では検査から施術まで私が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績につながっていると考えています。

生活習慣の見直しも大切に

枕の高さ以外にも、日中の姿勢やデスクワーク環境、ストレス管理など首こりに関わる要因は多岐にわたります。長時間の下向き姿勢を避けること、定期的に首や肩を動かすこと、適度な運動習慣を持つことなども予防には効果的です。

ただし強すぎるマッサージや首を急激に動かす動作は症状悪化の原因となる可能性がありますので注意が必要です。自己流のストレッチも間違った方法で行うと逆効果になることがあります。

首こりを放置するリスク

首こりは単なる筋肉の問題ではなく全身の健康に関わる重要な症状です。放置すると慢性化して治りにくくなるだけでなく、日常生活や仕事のパフォーマンスが著しく低下する恐れがあります。

最悪の場合、慢性的な疲労感、胃腸の不調、動悸や息切れなど全身の不調へと発展することもあるのです。朝起きたときにスムーズに首を動かせず振り返るときに体全体を回さなければならない、パソコン作業中に首の奥に鉄板が入っているような重苦しさを感じる、夜中に首の不快感で目が覚めてしまい熟睡できないといった症状がある方は、早めの対処をお勧めします。

まとめ

枕の高さは首への負担に影響する要素のひとつですが、それだけで首こりが解決するわけではありません。多くの場合、頸椎や脊柱のバランスの崩れ、神経機能の低下といった根本原因が隠れています。枕を何度変えても改善しないという方は、一度ご自身の身体の状態を詳しく検査してみることをお勧めします。

首こりは早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。我慢して放っておけば慢性化して治りにくくなりますので、その前にぜひご相談ください。あなたの身体は取り替えることができません。もっと労わってあげてほしいですし、そのためのお手伝いが必要なら私にお任せください。一人で悩まずいつでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。


院長:鳥井

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