
院長:鳥井お気軽にご相談ください!
赤ちゃんとの新しい生活が始まって、毎日が目まぐるしく過ぎていく中で、ご自分の体の変化に戸惑っていませんか?妊娠前には想像もしなかったような体のだるさ、腰の痛み、なかなか戻らない体型、そして心の不安定さ。こんなはずじゃなかったのにと思いながらも、赤ちゃんのお世話に追われて自分のことは後回しになってしまいがちですよね。
実は産後の不調を感じている女性は全体の7割以上にものぼると言われており、決してあなただけが特別なわけではありません。出産という大仕事を終えた体には想像以上の負担がかかっており、回復までには時間とケアが必要なのです。




産後の体の変化は誰にでも起こる自然なことですが、知識があるかないかで回復のスピードは大きく変わってきます
出産後の女性の体には、妊娠前の状態に戻ろうとする大きな変化が起こります。この時期を産褥期と呼び、およそ6週間から8週間ほど続くとされています。この期間にホルモンバランスが急激に変化し、子宮が元の大きさに戻り、骨盤も少しずつ閉じていきます。しかし、この回復のプロセスは決して順調に進むとは限りません。
妊娠中に最大で1000倍近くまで大きくなった子宮は、出産後すぐには元に戻りません。産後数日は後陣痛という痛みを伴いながら少しずつ収縮していきます。また、悪露と呼ばれる出血も数週間続き、これは子宮内膜が剥がれ落ちて排出される自然な現象です。
妊娠中に大量に分泌されていた女性ホルモンが出産後に急激に低下します。このホルモンの変動が自律神経のバランスを乱し、さまざまな不調を引き起こす原因となります。エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの減少により、情緒不安定になったり、抜け毛が増えたり、肌の状態が変わったりすることもあります。
また、授乳を開始するとプロラクチンという母乳分泌を促すホルモンが増えますが、このホルモンも体調に影響を与えることがあります。ホルモンバランスが安定するまでには個人差がありますが、一般的には産後3ヶ月から半年ほどかかると言われています。
出産時には赤ちゃんが産道を通るために骨盤が大きく開きます。この開いた骨盤は産後すぐには元に戻らず、不安定な状態が続くため腰痛や股関節痛の原因となります。骨盤周りの筋肉や靭帯も緩んでいるため、正しい姿勢を保つことが難しくなり、腰に負担がかかりやすくなります。
お腹周りの筋肉も妊娠中に引き伸ばされて弱くなっており、産後のお腹のたるみや下腹部のぽっこりとした状態につながります。体重は出産によって一気に減りますが、妊娠前の体型に戻るまでには時間がかかり、多くの女性が体型の変化に悩んでいます。
産後の体の変化は人それぞれですが、多くの女性が共通して経験する症状があります。これらの症状は一時的なものから長期間続くものまでさまざまで、日常生活に支障をきたすこともあります。自分の体に起こっていることを知ることで、適切な対処ができるようになります。
産後に最も多く訴えられる症状が腰痛です。妊娠中から続く腰への負担に加えて、出産時の骨盤の開きや授乳時の姿勢などが重なり、慢性的な腰痛に悩まされる方が少なくありません。また、関節痛も頻繁に起こります。特に手首や指の関節が痛む腱鞘炎は、抱っこやおむつ替えなど赤ちゃんのお世話で手を酷使することで起こりやすくなります。
全身のだるさや疲労感も多くの女性が経験する症状です。出産による体力の消耗に加えて、夜間の授乳による睡眠不足が重なることで、慢性的な疲労状態が続きます。体が重くて思うように動けない、家事や育児をこなすだけで精一杯と感じることは決して珍しいことではありません。
ホルモンバランスの変化や睡眠不足によって自律神経が乱れると、めまいや立ちくらみ、動悸、息切れといった症状が現れることがあります。特に急に立ち上がったときにふらつく起立性低血圧は、産後によく見られる症状です。頭痛も自律神経の乱れから起こりやすく、緊張型頭痛や偏頭痛に悩まされる方もいます。
また、体温調節がうまくできなくなったり、汗をかきやすくなったり、手足の冷えを感じたりすることもあります。これらは自律神経が体の機能をコントロールしているため、そのバランスが崩れることで起こる症状です。
産後3日から10日頃に起こるマタニティブルーは、多くの女性が経験する一時的な気分の落ち込みです。理由もなく涙が出たり、不安になったり、イライラしたりすることがありますが、多くの場合は2週間ほどで自然に治まります。しかし、これが長期間続いたり悪化したりすると産後うつになることがあります。
産後うつは気分の落ち込みだけでなく、赤ちゃんへの愛情を感じられない、何もする気が起きない、食欲がない、眠れないといった症状を伴います。産後うつは決して甘えではなく、適切な治療が必要な病気ですので、症状が続く場合には専門家に相談することが大切です。
産後の体の変化がいつまで続くのかは、多くの女性が最も気になる点ではないでしょうか。個人差はありますが、一般的な回復の目安を知っておくことで、今の状態が正常なのか、それとも専門家に相談すべきなのかを判断する材料になります。
ただし、これらはあくまで目安であり、回復のスピードには個人差があります。出産の方法や年齢、体質、育児環境なども回復に影響を与えるため、焦らずに自分のペースで回復を待つことが大切です。
産後の回復を早めるためには、まず十分な休息が何より重要です。しかし、赤ちゃんのお世話があるため現実的には難しいと感じる方も多いでしょう。可能な限り赤ちゃんが寝ているときに一緒に休む、家族に協力してもらって休む時間を作るなど、工夫することが大切です。
栄養バランスの取れた食事も回復には欠かせません。特に授乳中は栄養が母乳に取られるため、鉄分やカルシウム、タンパク質をしっかり摂ることを意識しましょう。水分補給も忘れずに行ってください。
また、無理のない範囲での軽い運動も回復を助けます。産褥体操や骨盤底筋のトレーニングなど、産後すぐから始められる軽い運動から始めて、体調に合わせて徐々に運動量を増やしていくとよいでしょう。ただし、産後1ヶ月は無理な運動は避けて、体を休めることを優先してください。
産後の体の変化は自然なことですが、中には早めに専門家に相談した方がよい症状もあります。我慢していると悪化したり、慢性化したりする可能性があるため、以下のような症状がある場合には早めに行動しましょう。
これらの症状は我慢していても改善しないことが多く、むしろ悪化する可能性があります。特にメンタル面の不調は放置すると重症化することがあるため、早めに医療機関や専門家に相談することをおすすめします。
当院では開院以来、多くの産後ママさんの体の不調を診てきました。出産という大仕事を終えた体は想像以上にダメージを受けており、そのままにしておくと慢性的な痛みや不調につながることもあります。だからこそ、産後の早い段階から体のケアを始めることが大切なのです。
当院のカイロプラクティックでは、多角的な検査で産後の体に何が起こっているのかを正確に把握し、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。骨盤が広がってるからと力任せに押したり締めたりはいたしません。
そんなことをしても一時的な対処療法に過ぎないからです。ホルモンや身体の機能をコントロールしている神経系を正常にすることで、身体本来の力を最大限に引き出し、薬に頼らずに身体の回復を促します。授乳中でも安心して受けていただける優しい施術ですので、ご安心ください。
産後の体の変化は誰にでも起こることですが、一人で抱え込む必要はありません。腰痛や疲労感、メンタルの不調など、どんな些細なことでも構いません。赤ちゃんのためにも、そして何よりあなた自身のために、体を大切にしてあげてください。当院は産後ママが笑顔で育児を楽しめるよう、全力でサポートいたします。

