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「その疲れ、病気かも?慢性疲労症候群の診断基準を確認しよう」

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「最近ずっとしんどい」「何日休んでも疲れが取れない」そんな状態がずっと続いているのに、病院に行っても「異常はありません」と言われてしまった経験はありませんか。もしかしたらそれ、慢性疲労症候群かもしれません。今回は、この症状の診断基準についてできるだけわかりやすくお伝えしていきます。

「怠けてるだけ」「気持ちの問題」と周りに思われてしまいそうで、なかなか人に相談できずにいる方も多いです。でも、これはれっきとした疾患です。一人で抱え込まないでほしいと思い、この記事を書きました。

院長:鳥井

慢性疲労症候群は「だるいだけ」と思われがちですが、診断基準があるほど深刻な症状です。検査で異常が出にくいからこそ、正しい知識を持つことが改善への第一歩になります

目次

慢性疲労症候群とはどんな状態のことを言うのか

慢性疲労症候群とは、それまで健康だった人が、風邪などをきっかけに強い疲労感や倦怠感が半年以上続き、日常生活に大きな支障をきたす状態のことです。単純な「疲れ」とは明らかに異なる、身体の深いところからのだるさが特徴で、休んでも回復しないという点が最も大きなサインです。

英語では「Myalgic Encephalomyelitis / Chronic Fatigue Syndrome」、略してME/CFSとも呼ばれています。日本では人口の0.1〜0.3%、つまり1,000人にひとりからふたりが該当すると推定されており、特に30代前後の女性に多い傾向があります。

「疲れているだけでしょ」と思われてしまいやすいのが、この症状のつらいところです。血液検査や画像検査では異常が出ないことが多いため、医師にさえ理解してもらえないケースも珍しくありません。

慢性疲労症候群の診断基準をわかりやすく説明します

診断基準というと難しく聞こえますが、要するに「この症状がこれだけ揃っていれば、この病気と診断できる」という目安のことです。慢性疲労症候群にはいくつかの診断基準がありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

日本でよく使われる診断基準の概要

日本では厚生労働省の研究班が作成した基準が長らく使われてきました。その後、より実態に即した形で更新され、現在は国際的な基準(IOM基準、2015年)も参照されながら診断が行われています。基本的な考え方をまとめると次のようになります。

  • 6ヶ月以上続く、原因が説明できないほどの強い疲労感(新たな疲労であること)
  • 休息をとっても回復しないこと
  • 労作後症状増悪(PEM):少し動いただけで翌日以降に症状が著しく悪化すること
  • 睡眠障害(眠れない、眠っても疲れが取れない)
  • 認知機能の低下または起立不耐(立ち上がると症状が悪化する)

特に重要なのが「労作後症状増悪(PEM)」と呼ばれる特徴で、少し動いたり、ちょっと頑張ったりするだけで24〜48時間後に症状がぐっと悪化するというものです。この現象が確認されることが、診断における大きなポイントになります。

以前の診断基準との違いについて

かつての日本の診断基準(旧厚生省基準)では、大基準として「6ヶ月以上続く原因不明の強い疲労感」「日常生活に支障が出るレベルの活動能力の低下」という2項目が必須で、加えて微熱・咽頭痛・リンパ節の腫れ・筋力低下・筋肉痛・全身倦怠感・頭痛・睡眠障害・神経・心理的症状という小基準の中から、一定数以上を満たすことが求められていました。現在はPEMや睡眠障害・認知機能の低下をより重視する方向に変化しています。

うつ病や更年期障害とはどう違うのか

慢性疲労症候群の難しいところのひとつが、うつ病・更年期障害・自律神経失調症などと症状が似ているため、誤診されやすいという点です。実際に、何年も「うつ病」や「自律神経失調症」として治療を受けてきたけれど改善しなかったという方が、後になって慢性疲労症候群だとわかるケースも少なくありません。

症状の違い慢性疲労症候群うつ病更年期障害
強い疲労感◎(中心症状)
労作後の悪化(PEM)◎(特徴的)
気分の落ち込み・意欲低下△(二次的に出ることあり)◎(中心症状)
ホットフラッシュ・月経変化××
微熱・咽頭痛××

「動いたあと、翌日以降にドッと症状が悪化する」という点は、うつ病や更年期障害ではほとんど見られない、慢性疲労症候群に特徴的なサインです。これが自分に当てはまるかどうかを振り返ってみることが、症状を整理するうえで大切な手がかりになります。

何科に行けばいいのか、受診前に知っておきたいこと

慢性疲労症候群を専門に診てくれるクリニックはまだ多くないのが現状です。まずはかかりつけの内科や総合病院での受診から始め、甲状腺疾患・貧血・糖尿病・膠原病など、似た症状を引き起こす他の病気を除外する検査を受けることが一般的な流れです。

その後、必要に応じて心療内科・神経内科・免疫内科などへの受診を検討します。受診の際には「いつから」「どんな症状が」「どのくらい続いているか」「動いた後に悪化するか」を記録したメモを持参すると、診察がスムーズになります。

「病院に行っても何も見つからなかった」という経験がある方でも、諦める必要はありません。診断を得るまでに時間がかかることは珍しくないですし、複数の医療機関を受診することも選択肢のひとつです。

カイロプラクティックの視点から見た慢性疲労症候群

当院にも、慢性疲労症候群の症状でお悩みの方が多く来院されます。病院では「異常なし」と言われてしまったけれど、仕事も日常生活もままならない状態が続いているという方がほとんどです。

カイロプラクティックの立場からお伝えすると、身体の機能全体をコントロールしている神経系の働きが低下していることが、慢性的な疲労や倦怠感の背景にある大きな要因のひとつと考えています。脳と全身の間を結ぶ神経の通り道である背骨に問題が生じると、臓器の調節・免疫機能・自律神経のバランスに影響が出やすくなります。

当院では、専用機器を使って脊椎周辺の体表温度を測定し、反応がある箇所を入念に検査して神経圧迫が原因で正常に機能してない箇所を科学的に確認します。感覚だけに頼った施術ではなく、客観的なデータをもとに、どこに問題があるのかを明確にしたうえで施術を進めていきます。

神経機能の回復が身体の変化につながります

当院でカイロプラクティックを受けられた方から、次のような変化があったとご報告いただいています。

  • 睡眠の質が上がり、朝の目覚めが変わってきた
  • 以前よりも疲れにくくなってきた気がする
  • 気分が安定してきて、毎日が前向きに感じられるようになった
  • 仕事や家事が少しずつこなせるようになってきた

もちろん、慢性疲労症候群はひとつの原因で起きているわけではなく、免疫・神経・内分泌など複数のシステムが絡み合っています。ですから魔法のように一回で劇的に変わるとは言えませんが、根本からアプローチしていくことで、少しずつでも確実に身体は変わっていきます。

早めのアプローチが大切な理由

慢性疲労症候群は、放置すればするほど身体が「この状態が当たり前」と学習してしまい、改善に時間がかかります。また、長期化することで精神的な問題(うつ・不安障害)が二次的に出やすくなります。気になる症状があるなら、なるべく早いうちに身体と向き合い始めることをおすすめします。

「病院でさじを投げられた」「もう治らないかもしれない」そう感じているあなたにこそ、一度しっかり診させてほしいと思っています。あなたの身体には、必ず原因があります。症状だけを追いかけるのではなく、その奥にある本当の原因を見つけ出すことが、私たちの仕事だと思っています。

一人で悩まずどうぞ気軽にご連絡ください。


院長:鳥井

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住所
神戸市東灘区森南町1-12-12 コンフォート2F
電話番号
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定休日
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ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

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