
院長:鳥井お気軽にご相談ください!

院長:鳥井お気軽にご相談ください!
雨が降る前になると決まって頭が痛くなる、台風が近づくとズキズキしてつらいという経験はありませんか。そういった症状に悩まされている方は実はとても多くて、当院にも多くの方が相談に来られています。頭痛と気圧の関係について、今日は詳しくお話ししていきたいと思います。




天気予報を見るたびに頭痛の心配をしてしまう、そんな日々から解放されませんか
気圧が変化すると身体にはさまざまな影響が出ます。特に標準気圧である1013ヘクトパスカルから6〜10ヘクトパスカルほど気圧が低下すると、多くの方が頭痛を感じやすくなるというデータもあります。気圧が下がることで耳の奥にある内耳という部分が敏感に反応し、それが自律神経の乱れを引き起こします。自律神経が乱れると交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまい、血管が拡張したり収縮したりして頭痛が発生するという仕組みです。
このタイプの頭痛は気象病や天気頭痛とも呼ばれていて、特に片頭痛を持っている方に起こりやすい傾向があります。片頭痛の患者さんの約70〜80%が女性だと言われていて、30代から50代の働き盛りの世代に多く見られます。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていたり、子育てや家事で休む間もない毎日を送っていたりすると、身体はどんどん疲労を蓄積していきます。
気圧の変化による頭痛には自律神経が深く関わっています。自律神経は私たちの意思とは関係なく身体の機能をコントロールしている大切な神経で、交感神経と副交感神経の二つがバランスを取りながら働いています。しかし慢性的なストレスや睡眠不足、不規則な生活習慣が続くと、このバランスが崩れてしまうんです。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、筋肉に疲労物質が蓄積されて神経を刺激します。さらに気圧の変化という外的要因が加わることで、頭痛が引き起こされやすい状態になってしまいます。特に看護師さんや保育士さんなど交感神経が常に優位になりがちな職業の方は、身体が過緊張状態になりやすく注意が必要です。
気圧による頭痛にはいくつかの特徴があります。雨の日や台風が近づいている時に決まって頭が痛くなる、天気予報で低気圧が近づいていると聞くと不安になる、そういった経験がある方は気圧の影響を受けやすい体質かもしれません。痛みの感じ方も人それぞれで、ズキズキと脈打つような痛みを感じる方もいれば、頭全体が締め付けられるような重だるさを感じる方もいらっしゃいます。
ただし頭痛には命に関わる二次性頭痛というものも存在します。くも膜下出血や脳腫瘍、副鼻腔炎などが原因で起こる頭痛は早急に医療機関での治療が必要です。突然今までにない激しい頭痛が起きた、吐き気や手足のしびれを伴う、意識がもうろうとするといった症状がある場合は、すぐに病院を受診してください。
病気が原因ではない一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛という三大頭痛があります。片頭痛は血管が拡張することで起こり、ズキズキとした痛みが特徴です。一方で緊張型頭痛は筋肉の緊張による血流不足が原因で、締め付けられるような痛みが続きます。群発頭痛は比較的まれですが、目の奥がえぐられるような激しい痛みが一定期間続くという特徴があります。
気圧の変化で悪化しやすいのは主に片頭痛です。しかし当院で多くの患者さんを診させていただいて感じるのは、頭痛はひとつの原因だけで起こっているわけではないということです。頸椎の歪み、精神的ストレス、自律神経の乱れ、睡眠不足、運動不足、姿勢の悪さなど、複数の要因が複雑に絡み合って症状が出ているケースがほとんどです。
気圧による頭痛で病院を受診すると、一般的には鎮痛薬や予防薬が処方されます。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの薬で痛みを抑えたり、慢性化している場合は抗うつ薬で痛みの閾値を上げる治療が行われることもあります。理学療法やマッサージで首や肩の筋肉をほぐすこともありますし、生活指導としてストレス管理や姿勢改善のアドバイスを受けることもあるでしょう。
ただし鎮痛薬を長期間使い続けると薬物乱用頭痛を引き起こす恐れがあります。薬が手放せなくなってしまい、かえって頭痛の頻度や強さが増してしまうケースも少なくありません。また抗うつ薬には副作用があることもあり、効果が現れるまでに時間がかかったり、自己判断での断薬が難しくなったりする問題もあります。
当院では気圧による頭痛に対して、根本原因にアプローチする施術を行っています。まず身体の機能をコントロールしている神経系が正常に働いているかどうかを徹底的に検査します。症状だけを追いかけて対症療法を繰り返しても、根本的な改善は見込めないからです。
専用機器を使った機能検査で、痛みの原因となっている神経圧迫の箇所を特定していきます。科学的に分析することで術者の主観に捉われない明確な根拠を持って施術を進めていきます。気圧の変化で頭痛が起こりやすい方の多くは、頸椎の歪みや骨盤の変位があり、それが自律神経の働きに影響を与えています。
気圧による頭痛を予防するには、日頃から自律神経を整える生活習慣が大切です。規則正しい睡眠リズムを保つこと、バランスの取れた食事を心がけること、適度な運動で血流を良くすることなど、基本的なことですが続けていくことで身体は確実に変化していきます。
頭痛が起きてしまった時の対処法も知っておくと安心です。冷たいタオルで痛む部分を冷やしたり、暗く静かな部屋で横になって休んだりするのも効果的です。ただしコーヒーなどのカフェイン摂取については、飲みすぎると逆効果になることもあるので注意が必要です。
頭痛薬は痛みを抑えるためには有効ですが、根本的な解決にはなりません。週に何度も薬を飲んでいる、薬を飲まないと不安で仕方がないという状態になっているなら、一度立ち止まって身体の声に耳を傾けてみてください。痛みは身体からのSOSであり、その裏には必ず原因が存在します。
当院に来られる患者さんの中にも、長年頭痛薬が手放せなかったという方がたくさんいらっしゃいます。しかし適切な検査と施術を続けていくことで、薬を飲まなくても大丈夫な身体に変わっていかれる方も多いです。ある30代の女性患者さんは、朝晩ロキソニンを飲んでいたのが週に一回の施術を続けて二回目の来院時には頭痛がスッキリして、今では薬を全く飲まなくなったと喜んでおられました。
看護師をされている40代の女性の方が、肩と胸上部の痛みから頭痛、不眠、集中力の欠如で来院されました。寝違えたことがきっかけでしたが、そこから様々な症状を感じるようになり、やりたいことができないストレスも抱えていました。
職業柄、常に交感神経優位の状態が続いていたため身体全体が過緊張状態で呼吸も浅くなっていました。過緊張を緩和するためにソフトなテクニックでアジャストメントを行い、週2回のペースで6回、その後週1回のペースで施術を続けていきました。
5回目の施術後には当初の痛みは全くなくなり、不眠も改善されたとのことでした。現在は月2回のメンテナンスで良い状態を維持されています。身体の不調をきっかけとして自分自身の身体と向き合うことも大切ですよね。
気圧の変化で頭痛が起こるのは、身体が何かしらのSOSを出しているサインです。気圧という外的要因だけが原因ではなく、身体の中に根本的な問題が隠れていることがほとんどです。頸椎の歪み、骨盤の変位、自律神経の乱れ、筋肉の過緊張など、複合的な原因が絡み合って症状として現れているんです。
だからこそ対症療法で痛みを一時的に抑えるだけでなく、根本原因にアプローチすることが大切です。当院では科学的な検査で原因を特定し、一人ひとりの身体の状態に合わせた施術計画を立てて改善を目指していきます。施術歴14年以上の経験を持つ院長が、初回から最後まで責任を持って担当しますので安心してください。
雨の日が憂鬱で仕方がない、天気予報を見るたびに不安になる、そんな日々から解放されたいと願っているあなたを全力でサポートいたします。頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご相談ください。





