
院長:鳥井お気軽にご相談ください!
最近、仕事中に何度も同じ資料を読み返していませんか?会議で発言しようとしたのに言葉が出てこなくて焦った経験はないでしょうか。もしかしたらそれ、更年期障害による集中力の低下かもしれません。45歳を過ぎた頃から「以前のように頭が働かない」と感じる女性は実はとても多く、これは決してあなただけの悩みではないのです。




更年期の集中力低下で悩む方は本当に多いです。自分を責める必要はありません
更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少します。このホルモンは実は脳の働きにも深く関わっており、記憶や集中力を支える神経伝達物質の分泌にも影響を与えているのです。エストロゲンが不安定になると、脳内の情報伝達がスムーズにいかなくなり、考えがまとまらない、物事に集中できないといった症状が現れます。
さらに、エストロゲンの減少は自律神経のバランスも乱します。自律神経は体温調節や睡眠、心拍数など生命維持に関わる重要な機能をコントロールしていますが、このバランスが崩れることで夜眠れない、疲れが取れないといった状態になり、結果的に日中の集中力がさらに低下してしまいます。
脳の中でも特に記憶や学習を担う海馬という部分にはエストロゲンの受容体が多く存在します。エストロゲンが減少すると海馬の機能が低下し、新しい情報を覚えにくくなったり、覚えたはずのことを思い出せなくなったりします。「あれ、何をしようとしてたんだっけ?」という経験が増えるのはこのためです。
集中力の低下は単なる物忘れだけではありません。資料作成に時間がかかる、メールの文章がまとまらない、複数の業務を同時進行できなくなるなど、仕事のパフォーマンス全体に影響が出てきます。責任ある立場にいる方ほど「以前のように仕事ができない自分」に強い不安を感じるものです。
家庭でも料理中に火を消し忘れる、買い物リストを忘れる、家族との約束を忘れてしまうなど、日常生活でのミスが増えることがあります。周囲から「最近ぼーっとしてるね」と言われて傷ついたり、自分を責めてしまう方も少なくありません。しかしこれは決して怠けているわけでも能力が衰えたわけでもなく、ホルモンの変化による一時的な症状なのです。
当院に来られる更年期の方の多くは、とても真面目で責任感の強い方です。だからこそ「自分がしっかりしなければ」とプレッシャーを感じ、症状が出ているにもかかわらず無理を重ねてしまいます。ストレスは自律神経のバランスをさらに乱し、集中力低下を悪化させる悪循環を生んでしまいます。
更年期障害で医療機関を受診すると、主にホルモン補充療法や漢方薬、抗不安薬などが処方されます。これらの治療法は確かに一定の効果がありますが、副作用として不正出血や乳房の張り、眠気やだるさなどが現れることもあり、全ての方に適しているわけではありません。
また、薬で症状を抑えることはできても、身体の根本的なバランスを整えるわけではないため、薬をやめるとまた症状が戻ってしまうケースも少なくありません。生活習慣の改善指導も重要ですが、具体的にどう実践すればいいのか分からず、続かない方も多いのが現状です。
当院では更年期の集中力低下に対して、自律神経のバランスを整えることを最優先に考えています。なぜなら、ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れと密接に関わっており、自律神経が整うことで身体全体の機能が回復し、集中力も自然と戻ってくるからです。
当院では感覚だけに頼らず、専用機器を使って神経機能検査をおこない、自律神経のバランスが乱れている箇所を特定します。更年期の症状は人によって原因の場所が異なるため、あなたの身体の状態を正確に把握することが改善への第一歩になります。
問題のありそうな箇所の背骨のズレが神経圧迫を引き起こしていないかも確認します。背骨のズレが神経を圧迫していると、脳と身体の情報伝達がうまくいかず、集中力低下だけでなくさまざまな不調の原因となるのです。
検査結果をもとに、神経圧迫を取り除くカイロプラクティックの施術を行います。当院で行うのは正統派のカイロプラクティックで、強い力を使わず、必要な箇所にだけ的確にアプローチします。身体への負担が少ないため、更年期世代の女性も安心して受けていただけます。
神経機能が回復していくと、自律神経のバランスが整い、睡眠の質が向上し、疲れが取れやすくなります。その結果、日中の集中力も自然と戻ってくるのです。実際に当院で施術を受けられた方からは「ぐっすり眠れるようになった」「頭がすっきりして仕事がはかどるようになった」という声を多くいただいています。
施術と並行して、日常生活でできる工夫も大切です。まず睡眠の質を高めるために、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、部屋を暗くして眠る環境を整えましょう。質の良い睡眠は脳の疲労回復に直結します。
食事では、大豆製品に含まれるイソフラボンがエストロゲンに似た働きをするため、豆腐や納豆、豆乳などを意識して摂るとよいでしょう。また、青魚に含まれるDHAやEPAは脳の機能をサポートしてくれます。バランスの良い食事を心がけることで、身体の内側から更年期症状を和らげることができます。
適度な運動も効果的です。ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で身体を動かすことで血流が良くなり、自律神経のバランスも整いやすくなります。ただし、疲れすぎない程度に留めることが大切です。
更年期の集中力低下は、適切な対処をすれば改善します。「この症状は更年期だから仕方ない」と諦める必要はありませんし、「自分がダメになった」と自分を責める必要もありません。身体の変化に合わせた適切なケアを受けることで、以前のように活き活きと仕事も家事もこなせるようになります。


開院以来、当院には更年期の症状でお困りの多くの方が来られ、寄り添ってまいりました。施術歴14年以上の経験と科学的な検査に基づいた施術で、あなたの身体が本来持っている回復力を引き出します。症状が重くなる前に、早めにご相談いただくことで、より短期間で改善へ導くことができます。一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご連絡ください。あなたが再び自分らしく過ごせる日々を取り戻すために、全力でサポートいたします。

