
院長:鳥井お気軽にご相談ください!

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最近、朝から体がだるくて仕方がない、やる気が出ない、眠気が取れないといった症状に悩まされていませんか。実は副交感神経が働きすぎていることが、そのだるさや無気力感の原因になっている可能性があるんです。
リラックスするために副交感神経を優位にすることは大切だと聞いたことがある方も多いと思いますが、実はバランスが崩れて副交感神経が過剰に働いてしまうと、かえって体調不良を引き起こしてしまうことがあります。当院にも自律神経失調症でお悩みの方が多く来院されますが、その中には副交感神経が優位になりすぎて困っている方も少なくありません。




副交感神経が過剰すぎることで起こる症状は意外と知られていないため、原因がわからず一人で悩んでいる方も多いです
副交感神経は本来、体を休ませてリラックスさせる役割を持っています。食事の消化を助けたり、睡眠の質を高めたりと、私たちの健康にとって欠かせない働きをしてくれる神経です。しかし、この副交感神経が過剰に優位になってしまうと、体にさまざまな不調が現れてきます。
交感神経と副交感神経は、まるでシーソーのようにバランスを取り合いながら体の機能をコントロールしています。交感神経は体を活動的にする働きがあり、副交感神経は体を休ませる働きがあります。このバランスが崩れて副交感神経ばかりが働いてしまうと、体が常に休息モードになってしまい、活動するためのエネルギーが出てこなくなってしまいます。
副交感神経が過剰に優位になると、次のような症状が現れることがあります。朝起きても体が重くてだるい、日中も眠気が取れない、やる気が出ない、集中力が続かないといった症状です。また、低血圧気味になってめまいや立ちくらみを起こしやすくなる方もいらっしゃいます。
さらに消化器系にも影響が出ることがあり、胃もたれや便秘、下痢などの症状が現れることもあります。副交感神経は消化を促進する働きがあるため、過剰に働くと胃腸の動きが活発になりすぎて不調につながることもあるんですね。また、体温調節がうまくいかず、冷えやのぼせといった症状を感じる方もいらっしゃいます。
では、なぜ副交感神経が過剰に優位になってしまうのでしょうか。原因はいくつか考えられますが、多くの場合は生活習慣やストレスの影響が大きく関わっています。
まず、運動不足が大きな原因の一つです。体を動かさない生活が続くと、交感神経が働く機会が減ってしまい、相対的に副交感神経が優位な状態が続いてしまいます。特にデスクワークが中心の方や在宅勤務で外出する機会が減った方は、この状態に陥りやすいと言えます。
意外かもしれませんが、長期間のストレスによって交感神経が緊張し続けた後、その反動で副交感神経が過剰に優位になることもあります。これは燃え尽き症候群とも関連があり、頑張りすぎた後に急に無気力になってしまう状態です。仕事で忙しい毎日を送ってきた方が、急に休暇を取ったり仕事を辞めたりした後に、このような症状に悩まされることがあります。
また、睡眠時間が長すぎることも副交感神経優位の原因になります。休日に寝すぎてしまう、平日でも10時間以上眠ってしまうという方は、副交感神経が働きすぎている可能性があります。適度な睡眠は大切ですが、寝すぎもまた体のリズムを崩してしまうんですね。
生まれつき副交感神経が優位になりやすい体質の方もいらっしゃいます。このような方は、子どもの頃から朝が苦手だったり、低血圧気味だったりすることが多いです。体質的な要因がある場合は、生活習慣を見直すだけでなく、専門的なアプローチが必要になることもあります。
副交感神経が過剰に優位になっている状態を改善するためには、交感神経と副交感神経のバランスを整えることが何より大切です。そのためには生活習慣の見直しと、体の根本的な機能を整えることが必要になります。
まず、朝日を浴びることを習慣にしてみてください。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、交感神経が適切に働き始めます。カーテンを開けて自然光を取り入れるだけでも効果がありますので、ぜひ試してみてくださいね。
適度な運動は交感神経を活性化させ、自律神経のバランスを整えるのに非常に効果的です。激しい運動をする必要はありませんので、ウォーキングや軽いストレッチから始めてみてください。運動によって体を活動モードに切り替えることが、副交感神経優位の状態から抜け出す第一歩となります。
また、食事のタイミングや内容も自律神経に影響を与えます。朝食をしっかり摂ることで消化器官が働き始め、体が活動モードに入りやすくなります。特にタンパク質を含む食事は、エネルギー源となり体を動かす力を与えてくれますので、意識して摂取するようにしてみてください。
生活習慣を見直しても症状が改善しない場合は、体の根本的な機能に問題がある可能性があります。当院では神経機能の低下を検出できる専用機器を使って、自律神経のバランスが崩れている原因を特定していきます。
自律神経は脳と脊髄から全身に張り巡らされていますが、背骨の歪みや神経圧迫があると、その情報伝達がうまくいかなくなってしまいます。カイロプラクティックでは神経圧迫を取り除くことで、体が本来持っている自然治癒力を引き出し、自律神経のバランスを整えていきます。
実際に当院に来院された30代の女性の方は、長年だるさと眠気に悩まされていました。病院で検査を受けても異常がないと言われ、原因がわからないまま数年が経過していたそうです。初回の検査で神経機能を詳しく調べたところ、骨盤の歪みと首の骨の変位が原因で神経の働きが低下していることがわかりました。
施術を重ねるごとに朝の目覚めが良くなり、日中の眠気も減ってきたとおっしゃっていました。今では月に2回のメンテナンスで良い状態を維持されています。このように、副交感神経が過剰に優位になっている状態も、原因を特定して適切にアプローチすることで改善できるケースが多いんです。
副交感神経が優位すぎることで起こる症状は、周りの人からはなかなか理解されにくく、一人で悩んでしまう方が多いです。病院で異常なしと言われても、実際に症状があるのは事実ですし、それが日常生活に支障をきたしているのも事実です。
当院では科学的な検査によって症状の原因を特定し、一人ひとりに合わせた施術計画を立てていきます。副交感神経が過剰に優位になっている状態も、神経機能を正常に戻すことで改善できる可能性があります。もしあなたが原因のわからないだるさや無気力感に悩んでいるなら、一人で抱え込まずにぜひ当院にご相談ください。あなたの症状を改善し、やりたいことを自由にできる身体を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

