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生理前のイライラに漢方は効く?PMSとの付き合い方

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「生理前になると、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう…」そう感じながら、漢方でなんとかなるかもしれないと検索されたあなたへ。PMS(月経前症候群)は、決してあなたの気持ちの問題ではありません。身体の中で起きているホルモンバランスの乱れが、心と体に連鎖的に影響を与えているのです。

漢方薬はそのつらさを和らげる選択肢のひとつとして多くの方に選ばれていますが、同時に「根本原因がどこにあるのか」という視点も、改善のカギになります。今日はカイロプラクターとして15年以上、身体のお悩みと向き合ってきた経験から、漢方の効果と、その先に見えてくることをお伝えしたいと思います。

院長:鳥井

毎月くり返すPMSの症状に漢方を検討されている方は多いですが、「なぜそうなるのか」という原因にも目を向けていただけると、より早く楽になれる可能性があります。

目次

PMSとはどんな状態なのか、まず知っておきたいこと

月経前症候群(PMS)とは、生理が始まる3〜10日ほど前から出現する心身のさまざまな不調のことをいいます。症状が生理の開始とともにほぼ消えるのが特徴で、毎月くり返されることが多いです。

身体的な症状としては、胸の張り・下腹部痛・頭痛・むくみ・肌荒れ・だるさなど。精神的な症状としては、イライラ・気分の落ち込み・集中力の低下・涙もろくなるといったことが挙げられます。症状の種類や強さには個人差があり、軽い方もいれば、日常生活や仕事に支障をきたすほどつらい方もいます。

なぜこのような症状が出るのかというと、排卵後に急激に変動する女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスが、自律神経や脳内の神経伝達物質に影響を与えるからだと考えられています。つまり、PMSはホルモンの変動に対して身体がうまく適応できていないサインでもあるのです。

漢方がPMSに効くといわれる理由

西洋医学のアプローチとは少し異なり、漢方は「身体全体のバランスを整える」という考え方を基本にしています。PMSのように原因が複合的で、症状が多岐にわたる場合に、漢方が選ばれやすいのはそのためです。ピルや鎮痛剤とは違うアプローチが必要だと感じている方に、特に支持されています。

漢方の世界では、PMSの不調は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」のバランスの乱れとして捉えます。気の流れが滞ることで、イライラや精神的な症状が出やすくなり、血の不足や滞りは頭痛・腹痛・冷えと関係します。水の偏りはむくみや胸の張りとして現れます。

このような全体的なバランスに働きかけるため、漢方薬はPMSのような複数の症状が同時に出る状態に向いているとされています。また、毎月服用することで体質そのものが少しずつ変化し、症状が出にくくなるという改善効果も期待できます。

PMSに使われる代表的な漢方薬と症状の特徴

漢方薬にはたくさんの種類があり、自分に合ったものを選ぶことがとても大切です。同じPMSでも、どんな症状が強いか、体質がどうかによって選ぶ漢方が変わります。代表的なものを以下にまとめました。

漢方薬名向いている体質・症状
加味逍遥散(かみしょうようさん)イライラ・情緒不安定・のぼせ・疲れやすい方
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)冷え性・貧血気味・むくみ・おなかの痛みがある方
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)のぼせて下半身が冷える・血行が悪い・比較的体力がある方
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)便秘傾向・のぼせ・イライラが強い・体力がある方
抑肝散(よくかんさん)怒りっぽい・神経が高ぶりやすい・不眠を伴う方

これはほんの一例で、実際には体質や症状の組み合わせで処方が変わります。市販のものを試してみて合わなかったという方は、婦人科や漢方専門の薬剤師に相談してみることをおすすめします。

市販薬と処方薬、どちらを選べばいいの?

漢方薬はドラッグストアでも購入できるものが多く、まず手軽に試してみたいという方に人気があります。ただし、市販薬は成分の濃度が処方薬よりも低く設定されているものが多いため、症状が強い場合は婦人科や内科、漢方外来などで処方してもらうほうが効果を感じやすいケースもあります。

処方薬は医師による診断のもと出されるため、保険適用になるものも多いという点も見逃せません。「市販薬を3ヶ月ほど試したけど変わらない」という方は、一度専門機関に相談してみてください。

飲み始めるタイミングも大事です

漢方薬の効果を実感するには、飲み始めるタイミングも影響します。一般的には、PMSの症状が出始める1〜2週間前(排卵後あたり)から飲み始めるのが効果的とされています。毎日継続して飲むことが基本ですが、症状が強い時期に集中的に飲むスタイルで指導されることもあります。

また、漢方は「食前」や「食間(食事と食事の間)」に飲むことが多く、胃腸が空に近い状態のほうが吸収されやすいといわれています。服用方法は製品や処方によって異なりますので、必ず確認してみてください。

効果が出るまでの期間は?

漢方薬は即効性を期待するものではなく、体質を整えながらじっくりと働きかけるものです。早い方では1〜2ヶ月で変化を感じ始めますが、体質改善を目的とする場合は3〜6ヶ月程度の継続が目安になることが多いです。焦らず継続することが、長期的な改善につながります。

漢方だけで解決しないこともある、その理由とは

漢方薬は心強い味方ですが、「飲んでいるのになかなか良くならない」という声も少なくありません。これはカイロプラクターとして日々患者さんと向き合う中で、強く感じていることです。薬と違ってカイロプラクティックでは症状ではなく身体の働きに着目します。

脳と全身をつなぐ神経は背骨の中を通っています。背骨の構造が乱れると、子宮や卵巣への神経伝達にも影響が出て、ホルモンバランスの自動調整がうまく機能しにくくなる可能性があります。毎月くり返すPMSの背景に、こういった身体の構造的なゆがみが隠れているケースは珍しくありません。

漢方でホルモンバランスを整える取り組みをしながら、同時に身体の構造を整えることで、相乗効果を感じていただける方も多いです。「薬やサプリで症状を抑えているけど、毎月くり返している」という方は、ぜひ一度、身体の根本的な状態を確認してみてほしいのです。

生活習慣で症状をやわらげるためにできること

漢方や治療院でのケアと並行して、日常生活の中で意識できることもあります。PMSの症状は自律神経の乱れと深く連動していることが多いため、生活リズムを整えることが症状の安定につながります。

具体的には、睡眠を毎日同じ時間に取ること、カフェインやアルコールを生理前の1〜2週間は控えめにすること、体を冷やさないようにすること、そして適度な有酸素運動(ウォーキングや軽いストレッチなど)を取り入れることが効果的とされています。食事面では、ビタミンB6やマグネシウムを含む食品(バナナ・ナッツ・緑黄色野菜など)が、PMSの症状緩和に役立つという研究もあります。

完璧にこなそうとしなくて大丈夫です。できることからひとつずつ、取り入れてみてください。

PMSで悩んでいるあなたへ、最後に伝えたいこと

毎月くり返す不調は、慣れてしまっていつの間にか「しかたがない」と諦めてしまいがちです。でも、それは本当にもったいないことだと私は思います。PMSには必ず原因があり、その原因に正しくアプローチすれば、多くの方が楽になれます。

漢方薬を上手に活用しながら、身体の構造にも目を向けることで、改善のスピードが変わることがあります。「漢方を飲んでいるけど思ったほど変わらない」「毎月の不調でどこに行けばいいかわからない」という方は、ひとりで悩まずにいつでも当院にご相談ください。あなたの身体の状態をしっかり検査して、一緒に原因を探していきます。


院長:鳥井

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