ぎっくり腰

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、急激に発症する強い腰痛のことを指します。重いものを持ち上げたり、腰をひねったりした瞬間に突然痛みが生じ、動けなくなるほどの激痛を伴うことが特徴です。

欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど、その発症は唐突で痛みも強いものです。通常は2〜3週間程度で自然に回復することが多いですが、適切な対処が必要です。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、腰痛は日本人が抱える自覚症状の中で最も多く、男女ともに有訴者率のトップを占めています。2022年の調査では、腰痛の有訴者率は人口千人あたり102.1と報告されています。

また、日本腰痛学会の全国調査（2023年）によれば、急性腰痛（ぎっくり腰）の時点有病割合は全体で2.5％で、特に30〜49歳の働き盛りの年代に多いことが分かっています。これを日本の人口に換算すると、約300万人以上の方がぎっくり腰の症状を抱えていると推測されます。

ぎっくり腰を放置すると、長引く痛みが不安やストレスを増大させ、精神的な健康にも悪影響を及ぼします。さらに痛みが慢性化し、長期間にわたって痛みが続く慢性腰痛に移行するリスクもあります。また、仕事や家事などの日常生活に大きな支障をきたし、生活の質が著しく低下します。

恐怖心から動かないでいると、腰周りの筋力が低下し、さらに腰への負担が増えるという悪循環に陥ります。ぎっくり腰と思っていた症状が、実は椎間板ヘルニアや脊椎の圧迫骨折、まれに悪性腫瘍の脊椎転移や化膿性脊椎炎などの重篤な疾患である可能性があります。

ぎっくり腰の原因

開院以来、当院にはぎっくり腰でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、ぎっくり腰の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

ぎっくり腰の原因として次のものが挙げられます。

ぎっくり腰はこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一見何もしていないように見える日常動作でも、実は「身体のケアを何もしていない」状態が蓄積されて引き起こされるものです。運動不足を改善し、適切な筋力トレーニングやストレッチを行うことが、ぎっくり腰の予防には効果的です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ぎっくり腰は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ぎっくり腰への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤の長期使用は胃腸障害などの副作用リスクがあります。また、根本的な原因に対処するものではないため、症状の一時的な緩和にとどまることが多いです。

物理療法

効果には個人差があり、一時的な緩和にとどまることが多いです。また、施設に通う必要があるため、時間や費用の負担が生じます。

リハビリテーション

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。適切な指導なしでは効果が限定的になったり、逆に症状を悪化させたりする恐れもあります。

ぎっくり腰を改善するために

まずはあなたのぎっくり腰の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

当院では、専用機器を使い、痛みの原因となっている神経圧迫の箇所の特定に加え、レントゲン画像に線引きを行うことで科学的に分析し、術者の主観にとらわれない明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ぎっくり腰が起こった原因を詳細に分析します。脊柱全体のカーブの形状、椎間板の状態、可動域検査などチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

■症状名■のQ＆A

ぎっくり腰は自然に治りますか？

ぎっくり腰は自然に治ることが多いですが、再発や慢性化を防ぐためには正しいケアと予防が大切です。ぜひ当院にご相談ください。

何日くらいで治るものですか？

軽症なら数日、重症の場合は1～2週間で改善することが多いですが、個人差があります。

湿布や痛み止めだけで大丈夫ですか？

湿布や痛み止めは対症療法です。根本的な改善や再発予防には適切な治療と生活習慣の見直しが必要です。ぜひ当院にご相談ください。

ぎっくり腰の再発を防ぐにはどうすればいいですか？

姿勢の見直しや適度な運動、腰に負担をかけない生活を心がけることが再発予防につながります。一度、当院にご相談ください。

寝ているときの姿勢はどうすればいいですか？

原則、腰に負担の少ない横向きや仰向けの姿勢で寝るのが良いのですが、仰向けで膝下にクッションなどを入れて膝が曲がるような姿勢が楽な場合もあります。

痛みが強いときは安静にした方がいいですか？

痛みが強い間は安静が基本ですが、痛みが和らいだら少しずつ動かすことも大切です。

手術が必要になることはありますか？

ほとんどの場合手術は不要ですが、重度の神経症状や他の疾患が隠れている場合は手術が検討されます。

繰り返しぎっくり腰が起こって悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックとぎっくり腰は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

繰り返すぎっくり腰は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。我慢して放っとけば慢性化して治りにくくなるのでその前に、ご連絡ください。

継続は力なり

腰痛も姿勢も良くなりました。

足のしびれがなくなりました！