妊娠中のケア

妊娠中の不調とは

妊娠中の不調とは、妊娠に伴う体や心の変化によって現れるさまざまな症状や体調の変化を指します。これには、つわり（吐き気や嘔吐）、お腹の張り、腰痛、むくみ、貧血、便秘、頭痛、全身のだるさ、頻尿、胸の張り、肌荒れ、シミ、口内炎、歯周病、痔などの身体的な症状が含まれます。

また、ホルモンバランスの変化による気分の浮き沈みやイライラ、マタニティブルーズといった精神的な不調もよくみられます。

厚生労働省の調査（令和5年）によると、妊娠経験者の約95%が何らかの不調を経験。特に30代妊婦の78%が「中程度以上の症状あり」と回答。年間約68万人が妊娠関連の不調に悩んでいます。

妊娠中の不調やストレスを放置することで、胎児にも悪影響が及ぶことが明らかになっています。血管の収縮やストレスホルモンの影響で、胎児が酸素や栄養不足に陥り、低体重や神経発達の障害などのリスクが高まります。

おなかの張りや痛み、出血が続く場合は子宮収縮が促進され、早産や胎盤トラブルの危険性も増します。加えて、感染症を見逃すと、母体だけでなく胎児にも深刻な影響を及ぼすことがあります。

このように、妊娠中の不調を軽視して放置すると、母体の健康障害や日常生活への支障だけでなく、胎児の発育や命にまで重大な影響を及ぼす可能性があるため、異常を感じた際は早めに医療機関を受診し、適切な対応をとることが大切です。

妊娠中の不調の原因

開院以来、当院には妊娠中の不調でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、妊娠中の不調の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

妊娠中の不調の原因として次のものが挙げられます。

妊娠中の不調はこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。身体の痛みが強く出たりそれほど痛みはないが、つわりが強かったりメンタル的に落ち込んでどうしていいのかわからなくなったりする方もいて人によりケアの仕方も変わってきます。

一人ひとりの症状が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腰痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

妊娠中の不調への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

プリンペランやドンペリドンなどの吐き気止めや:ピリドキシンやピドキサールなどビタミンB6剤が処方され、つわりによる吐き気や嘔吐を軽減する効果があるとされています。メンタル的な問題に対しては、向精神薬による治療が検討されることがあります。

非薬物療法

少量を数回に分けることで空腹を避けたり、冷たいものや酸味のあるもの、生姜を含む食品を試してみたり食事の工夫を行います。

メンタルヘルスケア

瞑想や深呼吸で心を落ち着けるリラクゼーション法を指導したり起床時間、食事の時間、就寝時間などのリズムを整えることを指導する。

妊娠中の不調を改善するために

まずはあなたの症状の原因を明らかにします。メンタル的なものなのか体の構造的変化により痛みが出ているのか。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても改善を見込めないからです。

当院では、安心してうつ伏せになっていただけるように専用のクッションを使用いたします。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不調と大きく関わっている原因を詳細に分析します。脊柱全体のカーブの形状、椎間板の状態、可動域検査などチェックし分析したうえで出産に向けてのケア全般を行なっていきます。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

妊娠中の不調のQ＆A

つわりはいつまで続くものですか？

つわりはほとんどの場合、妊娠4～6週で始まり、11～12週で終わるのが一般的です。しかし個人差があり、15～16週まで続いたり、中には出産直前まで長引く人もいます。

妊娠中に薬を服用しても大丈夫ですか？

市販されている風邪薬、鎮痛薬などで影響が出ることはあまりないですが、事前に医師に相談することが望ましいです。妊婦さんに投与して安全が確かめられている薬を処方してもらいましょう。

妊娠中に眠れなくなるのは普通ですか？

約8割の妊産婦が妊娠中に不眠障害（不眠症）にかかるといわれています。程度の差はありますが、夜間の不眠症状と、それによる日中の眠気・疲労感・イライラ・集中力低下などの症状が出ることがあります。

妊娠中のメンタルの不調にはどのような症状がありますか？

マタニティブルーの症状として

食欲低下、イライラや焦り、やる気が出ない、無気力、落ち込む、不安感、怠さ、頭痛など。情緒不安定で、急に涙が出ることもあります。

妊娠中の発熱はどう対処すればよいですか？

水分をしっかり摂って休養しましょう。高熱が出る・熱が持続する・熱以外の症状がつらい場合は、内科や耳鼻科等で診察を受けてください。

妊娠中にどのような身体の変化が起こりますか？

ホルモンの変化による主な変化は、食後の血糖値が上がる、体のあちこちのむくみやつわりや便秘、かゆみや発疹が出たりします。

妊娠中の不調が改善せず悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックと妊娠中の不調は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

妊娠中のケアは早めに対処すればするほど早く調子が良くなります。我慢して放っといていいことなど一つもないのでぜひ早めにご連絡ください。