手根管症候群

手根管症候群とは

手首にある骨と靭帯で囲まれたトンネル状の空間「手根管」で、指を動かす神経が圧迫されることで起こる病気です。この神経の圧迫により、主に親指から薬指にかけてしびれや痛み、運動障害が生じます。

特に夜間や明け方に症状が強くなるのが特徴的で、手を振ると一時的に楽になることがあります。手のしびれを訴えて受診する患者の35％を占める非常に多い疾患で、国内での有病者は240万人以上と推定されています。

手根管症候群を放置すると、親指の付け根の筋肉（母指球筋）が徐々に痩せ細り、物をつまんだり細かい作業をしたりすることが困難になります。症状が進行すると、ペットボトルの蓋を開けることさえできなくなってしまいます。

最終的には親指と人差し指でOKサインを作ることができなくなり、縫い物やボタンかけなどの日常動作が不可能になります。さらに進行すると痛みや温度に対する感覚も鈍くなり、切り傷や火傷に気づけないという危険な状態に陥る可能性があります。

手根管症候群の原因

開院以来、当院には手根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、手根管症候群の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

手根管症候群の原因として次のものが挙げられます。

手根管症候群はこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

その中でも手首の構造的な問題や神経の圧迫が手根管症候群の原因であることは非常に多いです。バランスが崩れることで手根管内の圧力が上昇し、特定の部位に負担をかけ続けることになるばかりか自然と手の使い方も偏ります。

偏って使い過ぎてしまった腱や、圧迫を受けた神経がダメージを受け、手根管内の圧力上昇、それが手根管症候群となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。手根管症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

手根管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、長期服用による副作用のリスクがあります。また、症状の進行を止めることはできません。

装具療法

日常生活での制限が多く、根本的な改善効果は限定的です。装具に依存してしまう可能性もあります。

ステロイド注射

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。また、感染や神経損傷のリスクも伴います。

手術療法

術後の痛みや感染リスク、完全な機能回復が保証されないことがあります。また、仕事復帰まで時間がかかります。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果を実感するまで時間がかかります。適切な指導者がいないと悪化する可能性もあります。

手根管症候群を改善するために

まずは身体の機能をコントロールしている神経系が正常に働いてるかどうかを検査します。症状だけを追っかけたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

当院では、専用機器を使い、痛みの原因となっている神経圧迫の箇所の特定に加え、レントゲン画像に線引きを行うことで科学的に分析し、術者の主観にとらわれない明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手根管症候群と大きく関わっている原因を詳細に分析します。脊柱全体のカーブの形状、神経の状態、可動域検査などチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に治りますか？

軽度のものは自然治癒することもありますが、多くは進行性のため早期の適切な治療が重要です。放置すると筋萎縮が進み、回復が困難になります。

手根管症候群の人がやってはいけないことは？

手首を過度に曲げる動作、長時間の反復作業、重いものを持つことは避けるべきです。また、症状を我慢して無理をすることは悪化を招きます。

手根管症候群と腱鞘炎の違いは何ですか？

手根管症候群は神経の圧迫による疾患で、腱鞘炎は腱の炎症です。症状の出る部位や性質が異なり、治療法も変わってきます。

両手同時に手根管症候群になることはありますか？

はい、約半数の方が両手に発症します。利き手から始まることが多く、その後反対側にも症状が現れることがよくあります。

手根管症候群は完治しますか？

早期発見・早期治療により完治は可能です。ただし、筋萎縮が進行した場合は完全な機能回復が困難になることがあります。

手根管症候群の手術後はどのくらいで仕事復帰できますか？

デスクワークなら1-2週間、肉体労働なら1-2ヶ月程度が目安です。ただし、個人差があり、術式によっても異なります。

手根管症候群は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、手の構造や体質的な要因が関与することがあり、家族内での発症が見られることもあります。

手根管症候群の予防法はありますか？

適度な休憩を取る、手首のストレッチ、正しい姿勢での作業、手首への負担軽減などが効果的です。

手根管症候群は若い人でもなりますか？

中高年女性に多いですが、手を酷使する職業の方や妊娠中の女性など、若い方でも発症することがあります。

手根管症候群の診断はどのように行われますか？

症状の聞き取り、手首を叩くテスト、手首を曲げるテスト、必要に応じて神経伝導検査や超音波検査を行います。

手根管症候群が改善せず悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックと手根管症候群は非常に相性がよく、多くの方は改善の方向へ向かいます。

手根管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。我慢して放っとけば慢性化して治りにくくなるのでその前に、ご連絡ください。