肘の痛み（全般）

肘の痛みとは

肘の痛みとは、肘関節周辺に生じる不快な感覚や痛みの総称です。肘の外側、内側、または関節全体に痛みが現れ、日常生活での手や腕の動作に支障をきたします。

テニス肘のような筋腱の炎症から、関節の変形、神経の圧迫まで、様々な原因によって引き起こされる症状です。厚生労働省の平成26年度患者調査によると、テニス肘だけでも推定18,000人程度の患者数が報告されています。

しかし、軽症の場合は医療機関を受診しないケースが多いため、実際の潜在患者数はこの数倍に上ると推測されます。特に中年以降の年齢層で発症率が高く、45歳前後から急激に増加する傾向があります。

軽度の肘の痛みであれば自然治癒する場合もありますが、放置することで症状が慢性化し、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。テニス肘では異常血管の増殖により痛みが長期化し、変形性肘関節症では関節の可動域制限や神経圧迫による手指のしびれが生じます。

最悪の場合、手術が必要となったり、永続的な機能障害が残る可能性もあります。痛みを我慢し続けることで、仕事や家事の効率が低下し、生活の質が著しく損なわれてしまいます。早期の適切な対処が、症状の悪化を防ぐ重要な鍵となります。

肘の痛みの原因

開院以来、当院には肘の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、肘の痛みの原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

肘の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肘の痛みはこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

同じ動作を繰り返すことで肘周辺の筋肉や腱に微細な傷が蓄積し、炎症や痛みを引き起こします。テニスやゴルフなどのスポーツだけでなく、家事やパソコン作業でも発症することがあります。年齢とともに筋力や腱の弾力性が低下し、わずかな負荷でも損傷しやすくなります。

慢性的な炎症により痛みの部位に異常な血管が形成され、そこに痛みを感じる神経線維が増殖することで痛みが持続します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肘の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期使用による副作用のリスクがあり、根本的な原因解決にはならないため症状の再発が起こりやすいです。

注射治療

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、ステロイド注射の多用は組織の脆弱化を招く可能性があります。

物理療法・リハビリテーション

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。適切な負荷調整ができないと症状が悪化する場合もあります。

装具療法

根本的な治療ではなく対症療法に過ぎず、装具に依存してしまう可能性があります。

手術療法

侵襲的な治療であり、術後の回復期間が長く、合併症のリスクも伴います。

肘の痛みを改善するために

まずはあなたの肘の痛みの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

当院では肘の痛みの根本原因を特定するため、初回に十分な時間をかけて詳しい問診と検査を行います。姿勢分析ソフトを使った姿勢評価や体表温度測定により、炎症の有無を確認し神経機能の状態を慎重に分析します。

肘の痛みは単に肘だけの問題ではありません。背骨の歪みや神経機能の低下が原因となっている場合も多く、全身のバランスを整えることが重要です。カイロプラクティックにより神経機能が回復していくと、肘の痛みだけでなく様々な身体の変化を感じていただける方も多いです。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肘の痛みと大きく関わっている原因を詳細に分析します。神経機能の状態、筋肉や腱の状態、関節の可動域などをチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

肘の痛みのQ＆A

肘の痛みは自然に治りますか？

軽度の肘の痛みであれば安静にすることで自然治癒する場合もありますが、慢性化した痛みや重症例では適切な治療が必要です。早期の対処が重要になります。

肘の痛みがある人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理な動作を続けること、重いものを持ち上げること、長時間同じ姿勢を続けることは避けるべきです。適度な休息と負荷の調整が大切です。

テニス肘とゴルフ肘の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側に痛みが生じる外側上顆炎で、ゴルフ肘は肘の内側に痛みが生じる内側上顆炎です。痛みの部位と原因となる動作が異なります。

肘の痛みは何科を受診すればよいですか？

整形外科を受診することをお勧めします。必要に応じてレントゲンやMRI検査を行い、適切な診断と治療を受けることができます。

肘の痛みにマッサージは効果的ですか？

適切なマッサージは血流改善や筋緊張の緩和に効果がありますが、炎症が強い急性期には悪化させる可能性もあるため、専門家の判断が必要です。

肘の痛みが治るまでにどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度や原因により異なりますが、軽症例で数週間、慢性化した場合は数ヶ月から1年以上かかることもあります。早期治療が回復期間短縮の鍵となります。

肘の痛みの予防方法はありますか？

定期的なストレッチ、適度な休息、正しい動作フォームの習得、筋力強化などが効果的です。同じ動作の繰り返しを避けることも重要です。

肘の痛みと肩こりは関係がありますか？

肩こりにより肩甲骨周辺の筋肉が緊張すると、腕全体の動きに影響し、肘への負担が増加する場合があります。全身のバランスを整えることが大切です。

肘の痛みで手術が必要になるのはどんな場合ですか？

保存的治療で改善しない重症例、神経麻痺が進行している場合、関節の変形が著しい場合などに手術適応となることがあります。

肘の痛みは遺伝しますか？

肘の痛み自体は遺伝しませんが、関節の構造や筋肉の特徴など、発症しやすい体質が遺伝的要因として関与する可能性があります。

肘の痛みが改善せず悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックと肘の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肘の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。我慢して放っとけば慢性化して治りにくくなるのでその前に、ご連絡ください。