梨状筋症候群

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群とは、お尻の深い部分にある梨の形をした筋肉（梨状筋）が緊張して硬くなることで、その下を通る坐骨神経を圧迫し、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれを引き起こす症状です。

現代のデスクワーク中心の生活により増加傾向にある疾患で、レントゲンやMRIでは発見しにくいため見過ごされることも多い症状です。

厚生労働省の令和5年患者調査によると、全国の医療施設で受療した推計患者数は外来で約727万5千人となっており、デスクワーク従事者の増加や座位時間の延長により、潜在的な患者数は相当数存在すると推測されます。

梨状筋症候群を放置すると、坐骨神経への圧迫が慢性化し、強い痛みやしびれにより座っていることも立っていることも困難になります。症状が進行すると、歩行困難やスポーツ活動の制限、仕事や日常生活への深刻な支障をきたします。

最悪の場合、神経損傷により足の筋力低下や感覚麻痺が生じ、回復に長期間を要する可能性があります。早期の適切な治療により、このような深刻な状況を避けることができます。

梨状筋症候群の原因

開院以来、当院には梨状筋症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えるのは、梨状筋症候群の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡み合っているということです。

梨状筋症候群の原因として次のものが挙げられます。

梨状筋症候群はこのように様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

その中でもデスクワークや長時間の運転により梨状筋が持続的に圧迫され、筋肉の緊張と炎症を引き起こすことが最も多い原因となっています。バランスが崩れることで重心が体の中心からズレてしまうので梨状筋周辺の特定の部位に負担をかけ続けることになるばかりか自然と体の使い方も偏ります。

偏って使い過ぎてしまった筋肉や、体重負荷のかかった梨状筋がダメージを受け、坐骨神経の圧迫、それが梨状筋症候群となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。梨状筋症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

梨状筋症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な筋肉の緊張改善には至らず、薬の効果が切れると症状が再発する可能性があります。長期服用による副作用のリスクも考慮が必要です。

理学療法・ストレッチ

緊張している梨状筋に対する不適切なストレッチは、防御反応でさらに筋肉を硬くし症状を悪化させる場合があります。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、根本的な解決には至りません。また、注射後数時間は筋力低下により歩行困難になることがあります。

手術療法

侵襲的な治療であり、術後の回復期間や合併症のリスクを伴います。また、手術が必要な症例は極めて限定的です。

梨状筋症候群を改善するために

まずはあなたの梨状筋症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては一時的に症状は治まったとしても根本改善を見込めないからです。

当院では、専用機器を使い、痛みの原因となっている神経圧迫の箇所の特定に加え、レントゲン画像に線引きを行うことで科学的に分析し、術者の主観にとらわれない明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

施術歴14年以上の院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

梨状筋症候群と大きく関わっている原因を詳細に分析します。脊柱全体のカーブの形状、椎間板の状態、可動域検査などチェックし分析したうえで必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高め改善を目指します。

身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。ぜひ安心して当院にお任せください。

梨状筋症候群のQ＆A

梨状筋症候群は自然に治りますか？

軽度の症状であれば適切な生活習慣の改善により自然治癒する場合もありますが、多くは専門的な治療が必要です。早期の適切な対処により回復期間を短縮できます。

梨状筋症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の座位、足を組む姿勢、無理なストレッチ、激しい運動は症状を悪化させる可能性があります。症状に応じた適切な活動レベルの調整が重要です。

梨状筋症候群と坐骨神経痛の違いは何ですか？

坐骨神経痛は症状の総称で、梨状筋症候群はその原因の一つです。梨状筋による神経圧迫が特定の原因となっている場合を梨状筋症候群と呼びます。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療により多くの場合2ヶ月程度で改善が期待できます。慢性化している場合はより長期間を要することがあります。

梨状筋症候群は再発しやすいのですか？

根本的な原因（姿勢や生活習慣）を改善しなければ再発のリスクは高くなります。予防的なケアと生活習慣の見直しが重要です。

運動やスポーツはいつから再開できますか？

症状の改善度合いにより判断しますが、痛みが軽減し日常生活に支障がなくなってから段階的に運動強度を上げていくことが安全です。

マッサージやストレッチは効果的ですか？

適切に行えば効果的ですが、緊張した梨状筋に対する不適切なアプローチは症状を悪化させる可能性があります。専門家の指導の下で行うことが重要です。

梨状筋症候群の予防方法はありますか？

定期的な姿勢の変更、適度な運動、正しい座り方、ストレス管理などが予防に効果的です。特に長時間座位を避けることが重要です。

手術が必要になるのはどんな場合ですか？

保存療法で6ヶ月以上改善が見られず、日常生活に重大な支障をきたしている場合に検討されます。ただし、手術適応となる症例は極めて稀です。

他の病気と間違えられることはありますか？

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、類似した症状を呈する疾患との鑑別が重要です。専門的な検査により正確な診断が必要です。

梨状筋症候群が改善せず悩まれていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

神経機能を高める当院のカイロプラクティックと梨状筋症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

梨状筋症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。我慢して放っとけば慢性化して治りにくくなるのでその前に、ご連絡ください。